【間取り解説】ボツになった間取りとその理由(後編)

間取り

今回は「ボツになった間取りとその理由」(前編)の続きになります。

4回の間取り変更を経て現在の間取りにかなり近づいてきました。

この記事では

「間取りってどうやって決まっていくのかわからない」や「間取りが決定するまでの流れを知りたい」といった方に向けて、我が家の間取りがどんな理由で決まっていったのかを紹介します。

多くの方の参考になるよう(前編)(後編)に分けて流れを説明していますので、ぜひご参考にしていただければと思います。

(5回目)間取り解説

改善点

玄関にある換気システムを和室に移動

前回の(4回目)の間取りには玄関に収納がありませんでした。

玄関には掃除道具を入れたい+ロボット掃除機の基地も作りたかったため

換気システムを和室の床の間に移動してもらいました。(※下の図は前回の間取り)

一条工務店では全館換気システムをかならず設置しないといけないんですが、設置場所に制限があります。

・1マス分(91㎝×91㎝)のスペースが必要

・かならず外壁に面するように設置しないといけない(外気と接する必要あり)

なので、和室の床の間の部分がちょうどいいスペースだったんですよね。

いちこ
いちこ

正直、床の間より収納が欲しい!

北側の部屋窓少なすぎ問題

あれ…この位置窓がない?と気づいてしまったのです。

みなさんはどこに窓が少ないか、気づいていましたか?

青〇の部分に窓は一つもありません。ウォークインクローゼットやお風呂に窓はつけない予定でしたので、その手前にある脱衣室(兼ランドリールーム)は日中でも暗い状態になります。

昼間に洗濯物を干すときでも、電気をつけないといけないのはなんだかもったいない気がしますよね。

解決策として、ウォークインクローゼットと脱衣室(兼ランドリールーム)の位置を入れ替えることにしました。

家事をすることを想像しながら間取りを考えてよかった!

大型家電・家具の搬入ができない

これはかなり後の方で気づいたんですが

新居となれば家電の搬入が、かならずあります。

冷蔵庫や洗濯機、テレビなど大型の家電を搬入していくことになるんですが

その時のルートまで考えていませんでした。

いちこ
いちこ

普通通ると思うじゃない!

しかし、実際に玄関やドアの寸法を調べてみると、欲しかった冷蔵庫が搬入できないことが判明しました。

赤〇の位置で幅が足りないことが判明。

この位置は開き扉のため、ドアや取っ手が邪魔をして幅が小さくなります。(実寸値:約621mm

購入予定だった冷蔵庫の幅は梱包材抜きで685mmあります

リビングの掃き出し窓から搬入ルートがある!

と思いましたが、この時採用していた窓は3マスのパノラマウィンドウでした

パノラマウィンドウとは、開放感がある一条工務店ならではの窓ですが

デメリットとして窓の3分の1しか開かない点があります。(実測値:772mm※一応窓を外すことができるみたいですが一条工務店の窓はかなり重い(3層構造)ため大掛かりな作業になります。

冷蔵庫は(685mm)の搬入はできますが、今後大型な物が家に搬入できない可能性もあるため窓を両開きタイプ変更することにしました。

我が家が採用した窓はこちら

この窓なら中央が両側にひらくため、開口部が広いです(実測値:986mm

ほぼ1メートルくらい広さがあれば、大体のものは家に入れれそうですね。

…危なかった、このままだと一生細長い冷蔵庫と暮らすところでした。

いちこ
いちこ

家電の搬入ルートも確認しておくことを強くオススメします!

念のため、設計士さんに大型家電の搬入経路上のサイズを送ってもらうのもいいかもしれません。

下の図はわたしが設計士さんに依頼したものです。

(決定版)間取り解説

改善点まとめ

・帰宅導線を重視

帰ってきて、汚れている場合など先にお風呂に入ってからリビングにいったり

ウォークインクローゼットで着替えて脱衣室兼ランドリールームに洗濯物を置いてからリビングに行ける導線にしています。

この範囲で帰宅してから整えることができるようにしています。

キッチンの収納は自在棚へ

家電収納が欲しかったですが、自在棚にするメリットが大きかったので自在棚にしました。

・生活スタイルの変化に応じて棚の配置を変更できる。

・家電収納や、パントリーとしても使用可能

・金額が安い

子供部屋に壁を設けない

これは賛否分かれそうですが・

我が家では、子供部屋(予定)に壁を設ける代わりに、三連ドアを設置しました。

  理由

  • 普段はドアを開けて広い1つの部屋として使用できる。
  • 将来的に子供部屋として使用するときはドアで仕切り、成長して巣立った時は1つの広い部屋として使い分けができる。
  • 子供部屋として使用するのは20年。残りの期間は子供部屋として使わない期間が長い。

デメリット

・防音性皆無

・プライバシーが守られない

あえて用途を限定しない方がよいと判断しました。

リビングと和室は併設する

限られた坪数ですこしでも広く感じることができるようにリビングと和室は併設しています。

スリットスライダーで仕切り、基本的に開けた状態で生活しています。

意外とリビングに開放感がでて、18帖のLDKでも広く感じます。

まとめ

今回は大きな変更点を記事にしています。(正直書ききれないです)

(前編)と(後編)の変更点をまとめてみます

  • キッチンに収納が欲しい
  • トイレは玄関に近いほうがいい
  • 冷蔵庫の位置を作業の邪魔にならない位置に変更
  • ウォークインクローゼットは3畳でランドリールームの近くにすることで洗濯導線の最適化
  • 換気システムを和室の床の間に移動
  • 北側の窓が少ない→脱衣所兼ランドリールームを北側にし窓を設置
  • 家電が搬入できない→リビングの窓を開口部が大きい窓に変更
  • 帰宅導線を優先
  • キッチンの収納を自在棚へ
  • 子供部屋に壁を設けない
  • リビングと和室は併設する

ここまでかなり変更していきましたが、それでも後悔ポイントはあります。

今後、細かい変更点や注意点は今後も随時記事にしていく予定です。

実際の色味なども投稿していきたいと思いますので、記事ができるまでお待ちください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました